2.レッスンについて
  • 誓約書の記入


    •  講習が始まる前に、誓約書に署名していただきます。未成年者は保護者の同意が必要です。

  • 座 学

    •  スクールでは、最初にビデオを交えて座学を行います。
       この座学では、スノーモビルの特徴や運行前点検、おおまかな乗り方等を紹介します。スノーモビルに乗るのが初めての方には、どんなイメージかをとらえていただきます。

  • 実地講習

    •  準備運動が終わったら『ログハウス三百坊』正面玄関前にある「基礎テクニック練習場」にて、実際にスノーモビルに乗りながら、基本動作・基本操作を学んでいただきます。

    •  基本動作は、運行前点検、エンジン始動方法、運転姿勢、ドライビングポジションから始まります。実際に乗っての基本操作は、アクセルワークやコーナーリングでの体重移動などを学んでいただきます。

    •  初めのうちはインストラクターがマンツーマンで各人に付き沿い、コースを周回しながら指導にあたります。
       次にコース内を適宜周回し、8の字やスラローム、トラバース走行(※1)等で体重移動の方法を習得します。
       これらの基本動作や基本操作をマスターすることがツアーに行くための第一条件ですので、しっかりと習得してください。
      (※1)トラバース走行:斜め斜面を真横に走行する技術。スノーモビルが横に傾くため、山側に重心を置き、臨機応変に体重の置き方やアクセルをコントロールしないと、横転またはスタック(※2)します。
      (※2)スタック:モビルのトラック部が雪中に埋もれて空転し、走行不能になること。

  • ツアー

    •  西蔵王高原スノーモビルスクールで使用するコースは数箇所ありますが、最初に訪れる場所といえば、当ランドの名物である通称「ジェットコースター」。最大斜度約40度/50mの急斜面を上り下りします。

    •  このジェットコースターコースでは早速、基本動作や基本姿勢の習得度合いがあらわとなります。当然急斜面ですので、ライディングスタイルやポジションが悪かったりアクセルの全開度が少しでも足りないと上りきれず、Uターンできないと即スタックします。
       下りではかなりのスピードが出ますので、正しいライディングポジションからのブレーキ操作がものをいいます。しかしこのブレーキ、緊張のあまりにフルブレーキ(ブレーキロック)しながら下ると、モビルのリヤがスライドして横向きになろうとします。ひとつ間違えば横転する危険がありますので、最初はブレーキをかけずに下る練習をしますが、これがなかなかスリルがあります。

    •  スノーモビルの技術操作が板に付いてきた頃、別コースに移動します。
       約1kmほど林道や遊歩道をぬって移動しますが、この林道の幅員はモビル1台がかろうじて通れるほど。狭い道なき道は最大約30度の下り傾斜があるため、体重移動があまいと曲がりきれずに木に激突しますので、注意が必要です。
       その後は生徒の方々の習得程度や技量に応じて、スリバチコースや西蔵王放牧場コース、片道約5kmの羽竜沼コース方面等へツーリングします。